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梅雨の晴れ間 ベランダ越しに
隣人の りっちゃんと
アレ コレ 話しが弾む。
アトリエの裏の土地が更地になっているのも 忘れ
大きな声で 笑い 愚痴る・ ・ ・
そして 町中に響き渡る その声・ ・ ・
散歩途中の町人も私たちに呆れているのは
5階からでも 読んでとれる。
小声から一気にカラダを捻じ曲げて 大笑いをするので
少しだけ 大人な私は困ったなぁーと思う。
しまいには ま顔で『結婚したいの・・』といってくるから
なおさらのこと 困る。
でも ユウキ付けることもせず
結婚生活の欠点だけを 強調してあげる。
とりあえず 相手がいないと 結婚はできないので
そこからだ。
私ができることは
通りすがりの 神社仏閣で 手を合わせ
『どうか、りっちゃんにほどよい人をお願いします。』と
頭を下げ続けるしか ないようだ。
そんな りっちゃんと来週から
日本橋三越で個展です。
お時間がございましたら 是非お立ち寄り下さい。
りっちゃんと私が(た ぶ ん)よそゆき顔で
会場におります。
ohno 2008.7.1

変哲もない 日曜日
澄んだ川を 眺め
どおってことのない ものをたべ
たわいのない ハナシがサラサラこぼれ
住んだことのある 16号沿いに吹く風が
あの頃のまま 変わらず
唐紅色の空は 焼かれるだけ 焼かれてて
気モチがすとんと落ち着いた。
行きたい場所に 行ける情況と
相槌をうつ人が いて
露悪でも欺瞞がないことや
ワダカマらないこと
そして また 夕飯のことで 諍うことも ふくめ
”つくるひと” を辞めないでおこう と 思った。
*新宿伊勢丹ビーズコレクションでは
大勢の方にお目にかかれたこと心から感謝致します。
これからも 皆様のご期待に副うように
じっくり 制作していきたいと思っておりますので
今後とも 宜しくお願い致します。
ohno 2008.6.16

つかれきった カラダに しのつく雨は
絶好のロケーションだったし
桃源郷になるはずだった。
心底 ”ほっと” した シュンカン
気が遠くなり 倒れ込んだ。
倒れたときの 衝撃は アザにかわり
知らず知らずのうちに
休息がアダとなる。
休むことに慣れていない”哀しい身体”に
心底 落ち込み 今日は笑えそうにない。
ohno 2008.6.24

人にも個性があるように
モノにも作った人の素質がでてしまう。
何気なく 作られたモノの
その細部からは その人となりのように
溢れる優しさだったり しなやかさ
几帳面さが 映しだされる。
たとえ ソレが作為的に創作したとしても
ヒトやモノに対する ゾンザイな粗さや無神経な感覚が
継ぎ目の ごく僅かな隙間から 洩れてしまう。
そのことが 一瞬で遣り過ごせる場合は
時としてΟの場合が稀にあるけれど
そこに終始という言い方があるように
時の経過とともに ツジツマの合わない仕事の
裂け目は広がっていくばかりで
取り返せない コトもある。
仕事の大小はともかく
人生も 暮らしのひとときも
ディテールの積み重ねなんだと つくづく思う。
ディテールに頓着しない人には
末梢的なことに 過ぎない事柄が
意識の薄い人にこそ 作り手として
デリケートな部分なのでは・ ・
どこに向かって どんなカタチで着地させるのかが
発展する大事なポイントのような気がする。
ディテールの重要視具合で
どのラインまで 折り合いを付けるのか
その基準は自分自身の”何を作るのか”の
選択なんだろう。
作る工程で あらゆる選択に迫られ
最終的に その人となりの本音が
クッキリ 表れるから
ディテールはとても コワくて ハズかしい。
「ひねもす」
a day of the sky
ウタ・オーノ 佐藤律子展
2008.7.8-14
10:00-20:00(日曜日19:30閉場)
日本橋三越本店 本館5階リビングステージ
ohno 2008.6.19

微妙なイロを扱うことが多いので
アトリエの壁のイロを決めるにあたり
色々な時間を見計らい
アトリエに差し込む光のめぐらしかたを 見に通った。
白の壁といっても さまざまで
雪のような白 梔子のような白 桃の果実のような白
紙の白 陶磁の白 象牙の白
とりわけ海辺のペンキで塗った小屋の 古ぼけて
陽に晒されて 貝殻のようにざらついた 白が理想。
朝は淡白く 昼下がりはいっそう眩しくて
夕方は蒼白さを含んだ影の濃淡
白はごくごく僅かのイロを加えただけで
隠し色がほんのりにじむ。
白壁は陽の加減によって
カーテンの色に染まったり 跳ね返ったり
なにも描かれていない 抽象画のようで
とても デリケートな選択だと思った。
けっきょく ザラついた壁に梔子の色を塗ってもらった。
それぞれの階によって 灯りに変化をつけると
もっと 居心地がよくなるのだろうけど
灯りを探す 時間が今はない。
最上階をプラネタリウムみたいにしたら
良いんじゃないかという意見がでたが すぐに却下。
昔 友人といったプラネタリウムで係員が操作を間違え
友人の顔に星座が映し出されたのを想い出し
大笑いしたことがあった。
きっと スタッフのことだから あえて頬っぺたとかに
星座を照らして 大笑いすることが目にみえている。
ohno 2008.4.20
